夜間飛行管理人・Mel

小説

「フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス」・原作は要素たっぷり

noteという媒体で「連想読書」という企画を始めています。一冊の本からスタートして、次々と「連想」された本を読んでいくというものなのですが、そのうちの一冊として扱った当書について、ちょっと長めに書けたのでこちらにも転載することにしました。メ...
古き佳き推理小説案内

「オリエント急行の殺人」と「アクロイド殺し」/アガサ・クリスティ

(noteの「古き佳きミステリ案内」マガジンの再掲です)クリスティの作品として「オリエント急行の殺人(Murder on the Orient Express)」をご紹介しようと思ったところ、同じくクリスティ作品「アクロイド殺し(The M...
古き佳き推理小説案内

ミス・マープルの、最初の事件と最後の事件/アガサ・クリスティ

前回はクリスティの生んだ二大探偵の一、エルキュール・ポワロについてでしたが、今回はもう片方の有名探偵、ミス・マープルの最初の事件と最後の事件をご案内します。ミス・マープルの「最初の事件」というのが個人的になかなかわからなかったのですが、ここ...
古き佳き推理小説案内

エルキュール・ポアロの、最初の事件と最後の事件/アガサ・クリスティ

(以下の記事は前ブログからの転載です。)「古典ミステリ案内」最初は、超ビッグネーム、アガサ・クリスティから始めることに致します。知らない人はほぼいない(・・・と思っていたのですが最近ちょっと自信がなくなってきました。いやここはひとつ強気に)...
ミステリ

「アリバイ崩し承ります」・安楽椅子探偵ミステリ

著者の大山誠一郎さんの本を読むのは初めてになります。どんな方かはわからなかったのですが、新刊案内を見てなんとなく引かれ、読んでみました。同一シリーズのアリバイ崩し短編集です。一篇一篇は短めでさらっと読めます。「正統派」と呼びたくなるような、...
科学

「科学のミカタ」・エッセイ風の科学トピックス案内

すてきな本屋さんをうろうろ楽しんで、さてどれを連れて帰ろうかと物色していた時に見つけたのがこの本です。「AI、ゲノム、重力波ー知れば知るほど面白い、知らなきゃやばい 科学の世界の読み解き方、教えます。」と書いてあった帯に惹かれて手に取った次...
ミステリ

「深夜の博覧会」昭和12年の探偵小説・文章による一大パノラマ

昭和12年の3月から5月まで「名古屋汎太平洋平和博覧会」というものが行われたのだそうです。まさにその会期中の、博覧会会場を含む名古屋そして東京銀座を舞台にしたミステリが、この「深夜の博覧会」です。作者は辻真先さん。帯に「失われた名古屋の町並...
小説

「しゃぼん玉」 乃南アサさんの“心理サスペンス”長編

この「しゃぼん玉」は映画化されていまして、実は最近その映画を(レンタルで)観たのです。なかなか印象的な作品だったので、原作も読もう、という気になりました。映画にナビゲートされる形で、また、筋立てをもう知っているかたちで読んだ本ですが、ぐいぐ...
アートに関する本

「フランス人がときめいた日本の美術館」

美術が好きですが、もしかするとそれよりもっと「美術館」というものが好きなようです。ですのでこの本が出た時には(話題になったと記憶しています)、これは是非買わなくてはと思いました。フランス人のソフィー・リチャードさんが、日本を訪れる外国の方々...
日本近代文学

「ホラホラこれが僕の骨」 中原中也ベスト詩集

確かSNSでだったと思うのですが、中原中也の詩集が最近また(2017年)出版されていると知りました。中也の詩集はずっとほしいと思っていたところです。しかもこの詩集は、「モノ」としてもこだわった美しいものであるとのこと。うーん、これぞ「本」。...
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